AFRAVITY BOYS
めちゃくちゃ面白かった……。ジャンププラスにあった読み切りを連載版に作り直したと言っても、1話の内容だけでみればほぼ読み切りそのまま。にもかかわらずこれだけ面白いのはすごい。繰り返し読んでも面白いというのは本物という感じがするな。なにが本物なのかはわからん。
しかし、連載に向けていくつか物語の伏線を撒いているところがある。まず、転生の薬を捨てたけど、あの捨て方では宇宙船から遠くまではいかないだろうし、まず間違いなく三馬鹿が回収に動くだろう。地球が滅亡したというのも疑問符がついたし、後続の宇宙船が到着する可能性も出てきた。なにより、今回到着した星になんらかの脅威が存在する可能性もある。このままギャグ漫画でも行けるし、シリアスにもなりそうな、とにかく可能性を感じた1話でした。
でも、限定空間で長期連載が出来るとも思えないし、きちんと綺麗に完結できれば短くても良いかな……というのが正直なところ。なにかの間違いで超人気作品になるのもそれはそれで良い。
鬼滅の刃
縁壱が虚な顔で「ありとあらゆるものは美しい」と語る姿があまりに哀しい。彼は本当に傷ついているのに、それでも世界は美しいと思っているんだ。彼が世界を美しいと思う根っこにあるのが兄上の顔というのがまた哀しい。厳勝の視点からはただの気紛れのように描かれていた笛は、縁壱から見ればこれこそが世界は美しいという証左だよな。赤黒く腫れた顔で優しく微笑む兄上の顔は、本当に美しいものだ。おそらく、彼はもうこの時の気持ちを忘れてしまっていたのだろうな。哀しいなあ。
ハイキュー!!
ビーチバレー特有の駆け引きと言うのも面白いね。悪い足場と強い風。自然が与える影響がすごく強くて、スポーツと言うにはちとワイルド過ぎる。プレイヤーがプロ(収入を得ている)と言うのも雰囲気の違いかもしれない。
僕のヒーローアカデミア
スピンオフからの導入は面白い要素ではあるんだけど、読んでいない人を振り落としかねない諸刃の剣。きちんと描けるのかな。
そういえばエンデヴァーの話があれで一区切りだったのか……。まさか親子の修復が出来ないまま次の話とはね。もちろん、親子はどんな形になっても繋がっている、と言うのは幻想でしかないわけだが。けっこうシビアのオチだったね。まあ、これから上手くいく可能性もあるし、焦っちゃいけない問題だ。
ブラッククローバー
ロロペチカ王女の日常なんて描いてしまっては、これから酷いことになるのが目に見えてしまうな……。彼女はあまりにもチートなので、敵も必ず抑えに来るだろう。出来れば死なないでほしいものだ。
ところで国の元首のなのに王女なんだね。名誉称号なのかな?いわゆる精霊と交信する巫女のような立場を示しているとか?
ZIPMAN
どうも鋼四郎が口が悪過ぎる上に、危機的状況で助けを求めないあたりの対処に疑問があって、どうも有能が印象が持てないな。一応、天才少年なんじゃなかったっけ?結局、幼馴染みを巻き込まないようにしようとして裏目に出るし、主人公の方がはるかにまともな行動をしている……。うーん、このまま主人公を上げるために格が下がる描写をして欲しくないな。せめて最初のうちは、主人公がどうあっても勝てない凄いやつ、という印象付けておかないと、主人公が奮起する展開が映えない気がするんだけど。
アクタージュ
ここ数週間やっている、主人公ではない人々の話はやっぱり良いね。自分はこう言う「自分は世界の主人公ではないけれど、それでも自分は自分にとっての主人公なんだ」と言う話が好きなんだ。ただのやられ役であったとしても、大過なくやり過ごすことと、その中でも自分にとって全力を振るうことは、やっぱり違う。わからない人もいるんだろうけどね。作中でも言っているように「たった一度も本気になれないまま消えていく役者が大半のこの世界」というのは、役者以外でも当てはまる。この世に生きる人間のほとんどは、たった一度も本気になれないまま死ぬ。「本気になって生きることが出来る」それ自体が、実は稀な話なのだ。
Dr.STONE
陽君は値千金の働きをしたけど、その後、装置を起動しようとしてうだうだやっていたのが致命的だったな……。実際にはそれほど時間は経ってないんだろうけど(せいぜい十数秒ってとこ?)、イバラの果断さ、大胆さの前では致命的であった。というか、イバラってかなり怖い敵だなあ。強くはないんだけど、判断力と行動力が本当にすごい。窮地に陥った時の行動のしぶとさ。この辺がモズとは役者の違いを感じるね。ただ個人で強いだけのモズは追い詰められた時になす術もなく敗北したのとまったく違う。悪役としてのイバラはすごく良いな。
ぼくたちは勉強ができない
滑る系のギャグはやるだろうなとは予想はしていたけど、さすがに苦しすぎてかえって笑ってしまった。思ったよりも構成も凝っていて頑張っている感じがある。
チェンソーマン
シャークネード言っちゃった!まあシャークネードだけど……。
天使君の死にたがりは、どうやら大切な人間を失った結果だろうか。この能力では他人と触れ合うことが出来ないし、彼の人生(悪魔ってどういう生活しているのかわからないけど)はひどく孤独なものであったに違いない。そこでこのアキ君ですよ。ちょっと君、相手にクリティカルな行動やりすぎじゃない?寿命が減ることを知りつつ手を握るシーンと、そのあと天使を抱きしめるシーン(台風から庇っているだけだけど)のロマンティックな雰囲気がすごい。あの一瞬で天使君が目を伏せるシーンまで含めてなんだこの恋愛映画のワンシーン。
デンジパートのハチャメチャ感もすごい。デンジもレゼも、憎いとかなんとかで戦ってなくて、本当に楽しそうに戦っているのがすごく良い。アドレナリンが出過ぎて、双方ともに言動がおかしくなっている。一周回ってすごいイチャイチャしている感じ。ハチャメチャなのにロマンティック。なんだこれ良いなあ!
呪術廻戦
蝗GUYはまあ強かったんだろうけど、見事なまでのカマセムーブだったな。虎杖の強さを示すためのパロメーターみたいになっちゃった。扉絵で煽りまでもらっていたのにな。でも、一週でバトルを済ませるスピード感は素晴らしい。今の虎杖の覚悟と強さが伝わってくる。
約束のネバーランド
今までが鬼側のラストバトルであった一方、今回からは人間側のラストバトルということかな。真正面からの殺し合いであった鬼と違って、もぬけの空だったアジトの描写など、どことなくサスペンスの雰囲気があって良いね。このまま、人間の悪意との対峙していく話になるのかな。単純なバトルにはならないとは思うんだけど。
ゆらぎ荘の幽奈さん
うららさんはなんか良いな……。つり目であんまり性の匂いを感じさせないサバサバとしたタイプがエッチなシーンがあると得をしたような気分になる。単純にこういうタイプのキャラクターが好きなだけでもある。
ミタマセキュ霊ティ
ハゼレナとソウヤをの二人を一緒にしたら思った以上の化学反応を起こしたなあ……。ハゼレナがガチ切れしたの初めて見たよ……。ミタマとは別の意味で彼女の新しい側面を引き出している。ソウヤはミタマを好きすぎて、ハゼレナに対して遠慮がまったくないのが良い影響を与えているのかな。勢いで騙されそうになるが、最終的にハゼレナが何もしていないのもポンコツ感を高めている。ハゼレナ、ヤベーな……色々な意味で心配になるぞこの子……。
夜桜さん家の大作戦
前回に引き続き当て馬登場回みたい。ただ、こいつも準レギュラーみたいになるんだろうけど、あまり見ていて好感の持てるキャラクターではないので、出てきても面白くないな。どうも作者はエキセントリックなキャラクターを出そうとし過ぎて、読者にどう思われるかのかに気が回っていないように思える。
サムライ8
はーもう毎回起こるハチマル上げには頭が痛くなってくるな。ただ上げるだけならまだしも、他のキャラクターが頭が悪くするのが本当に困る。きちんと謝ることは大切だ、という事はわかるんだけど、とりあえずハチマルはアンに対してきちんと謝っておいた方が良いと思うので説得力がない。骨河がハチマルに心を許す描写にしても、それだけかよ!?という印象しかわかない。どうも作者はドラマと言うものを軽視しすぎではないだろうか?という疑問が離れない。
トーキョー忍スクワッド
完結。腐った街を正義の忍びが戦うサイバーパンクニンジャアクションという基本的なイメージは良かったものの、主人公のドラマがまったく動かなかったのが厳しい。結局、彼は何を大切にしていて、何のために戦うのか?その辺りが「仲間のため」とかそういうフワッとしたものしか感じられないので、作中でどんなに仁さん仁さん言われてもなあ……と感じてしまった。作者には仁の動機はよく知っているんだろうけど、読者としてはちゃんと描写してくれないわからないんだよね。
Dr.STONE reboot:白夜
うーん、感動的なシーンなんだろうけど、どうしても乗れない。もうちょっと白夜パートをしっかりと描いてくれたらこの瞬間の盛り上がりも違うんじゃないかと思う。
コメントを残す