僕のヒーローアカデミア
犯罪組織の潜入捜査は身も心も犯罪者に溶け込む必要があると言う過酷なもので、その葛藤はそれだけでドラマになる。映画でもたまに見かける題材だよね。しかし、それを少年ジャンプで描けるのかどうかは不明。本気でやりすぎると読者がついてこれないかもしれない。
あと、エンデヴァーのおじさんは本当に気持ち悪くてとても良かったと思います。
ONE PIECE
準備が着々と整いつつある一方で、どうしても縮まらない戦力差。まあ、一人でも無双出来るのがONE PIECEと言う漫画だけど、流石に万単位の戦力差は覆せない(と思いたい)。不穏な雰囲気を漂わせながら、最終局面に突入しそう。
ルフィたちの準備が万端な一方で、未だに収監されたままの侍たちをなんとかしないといけないね。またしても大脱走なりなんなりする必要があるのかもしれない。そして、今回であからさまになった内通者の存在が怖いね。禹丼の方を知らないと言うことは、そっち方面ではないのだろうけど……。
なかなか展開を読ませない、良い話だと思います。
Dr.STONE
今回はなかなか緊迫感が漲っていてすごく良かったなあ。ただ、モズがどれくらい圧倒的な強さを持っているのかというのはあまりよくわからなくて、描写が足りないのではないかと思った。でも、気になったのはそこぐらい。生死の境目をさまよう銀狼のシーンや、コハクたちが石化するシーンといい、とにかく今回は描写が美しかった。なにより石化武器の全貌の描写はゾッとするような一シーンだったなあ。明らかに科学の産物、しかし、我々が知る科学ではない未知のテクノロジー。インパクト強いねー。BOICH氏の圧倒的画力にねじ伏せられた回でした。
ところでコハクの好みのタイプというのは、わりと科学陣営には多いタイプだ。作者が再三言うように、基本的に地味な仕事であるということを示しているんだろうな。
鬼滅の刃
あー黒死牟殿も、本来の願いはとっくの昔に叶わなくなっているのに、すれでも惰性で生き続けているタイプかな……。やっぱ、人間はあんまり長く生きるのも考えもんだな、と思いました。
黒死牟殿の生前は、あまりにも優秀すぎる弟に対する劣等感に苛まれていたようで、鬼になった理由もそこにあるのだろう。だから、彼の本来の望みは弟よりも優れた兄としてある、ということのはず。そのために鬼になり、人間を超えた。しかし、弟は人間のままで鬼になった彼を凌駕し、凌駕したまま死んだ。もはや、黒死牟が弟を超えることは、決して出来ないということ。もう、その生涯はただ悔悟と敗北感を抱き続けて行くものになるだろう。
黒死牟は現在のところ最強の鬼ではあるが、あまりにも無意味な存在だ。虚しく哀れな鬼。生きることに失敗したものたち。こういうところに切なさを描く作者ほんとすごい。
ミタマセキュ霊ティ
今回はけっこうおもしろかった。霊破弾をチャーハンにして霊に食わせるという意味不明な展開の勢いがすごい。霊のほっぺたが落ちるシーンは完全に予想を上回る描写で、ついうっかり笑ってしまったほど。なんか悔しいなあ。
チェンソーマン
今週も素晴らしい話だった……。どうなってんだこのマンガは。神回連発してるじゃねえか。
アキ君が姫野先輩に対する感情に一区切りをつけるシーンの一連の美しさと来たら。そしてその汚ねえ絵面ときたら。もうほんとすごいしひどい。
杓子定規な彼がデンジの悪ふざけに乗ってはしゃぐその姿こそ正しく追悼だ。しおらしい顔をして俯くことだけが鎮魂じゃない。歌って踊って笑うことだって同じくらい大事なこと。そして響き渡る汚い悲鳴と鎮魂歌……チンコん歌ってかガハハ!ってこのバカヤロウ!完璧だぞ!
スッキリかつ丁度いいところに落ち着いた感じがあるので(まさに気軽な復讐)、モミアゲマンも今後仲間になりそうな気もするな。さすがに可哀想な気になって曖昧に許してしまいそうになる。こういう安易に白黒つけようとしない、シリアスにならない(しない)態度はとても立派なものだと思います。
追記。途中で天使の悪魔が空を見上げたシーンがあったけど、あれは姫野さんにアキくんの鎮魂の想いが届いた、という比喩かな。わざわざ天使(の悪魔)に見上げさせているのはそういうことだろうね。
追記の追記。飲み会のシーンは上手いなあ。三人の中が縮まったことを示す良い描写。アキくんがこんな無防備な姿を二人に晒すとはなあ。そして、結局ろくな活躍をしなかったパワーちゃんはさすがだな!
夜桜さん家の大作戦
主人公の人見知り設定は作中でさえ消滅したことが明言されてしまったが、本当になんだったんだろうなこれは……。そして、今回明らかになった過去エピソードでさえ人見知り感が全然出てないけど……。もちろん、人見知りと度胸のあるなしは別問題ではあるけど、切り離してしまうと、それはそれで違うと感じるなあ。しつこいようで申し訳なんだけど、キャラクターの変化には理由がないと、ちょっと気持ちが悪くて……。
ところで堅井先生はちょっと第一印象が悪すぎるので、今後も登場することが決まっているのなら、ある程度修正しておいた方がいいんじゃないかな。
約束のネバーランド
ここまでは完全にノーマンの策通りにいっているみたいだけど、このまま決着にはならないよなあ。
ゆらぎ荘の幽奈さん
うーん、これは狂気。最後まで「自分はなにを見せられているのか……」という気持ちを抑えきれなかった……。
ハイキュー!!
これはキツい。無我夢中でがむしゃらで、それでは超えられないものを味わってしまった。気合いと根性では勝てないことを知ってしまった。これ、先生たちもキツいよなあ。自分たちが責任を果たせなかったことを十二分に理解しつつ、それでも日向にああ言わなければならない。これをただの理不尽だと思って欲しくない。努力することで“乗り越えられた”ことなのだと覚えておいてほしい。先生側としては、これは仕方のないことだとは思って欲しくないよね。
ブラッククローバー
ダムナティオは法に公正なタイプで、悪い人ではなさそうだ。少なくとも冤罪などをでっち上げるタイプではないみたい。こういう裏方をきちんと描写する話はいいね。
最後の4ページの勢いがすごい……。2ページぐらいで収まるのかとおもったら、ページをめくってもまだ続いている……。
ぼくたちは勉強ができない
滑って、落ちるとはまたあからさまにやってきたな。シリアスな雰囲気だけど、そこがあまりにもハマりすぎていて気になっちゃったよ。
もしかすると、これで試験に落ちて浪人編につながる可能性があるのかな……いや、さすがにそれはないと思いたいが。
アクタージュ
景の羅刹女への没入は深度を増しつつあるようだけど、たぶん今のままだと不完全ですよね。というのも、今の夜凪は怒りや憎しみを強めているけど、羅刹女がなぜあれほど怒り狂っているのかと言えば、牛魔王を愛しているからでしょう。愛情が満たされないが故の憎しみ。だから、景が真の羅刹女になろうとするなら、愛も知らなくてはならないはず。最後に花子さんが言い出したことは、たぶんそこを完成させるためのものになるんだろう。……やはり、景の父親を呼び出すつもりなのかなあ。個人的に親しそうだしな。
途中で、王賀美さんが弱さを見せるシーンがあったね。やはり、人間である以上、触れたくない一面があるに違いない。彼の場合、“日本から逃げた”という感覚だろうか。あるいは“捨てられた”だろうか。たぶん、そこを直視することになるんだろうと予想しております。
Jラブコメ祭り
城山さんとお腹に顔が浮き出るのが面白かった。城山さんは短い中にオチまできちんとつけているのが好印象。お腹の話は狂った設定からちょっといい話に持ってくのが上手かった。
呪術迴戦
伏黒父は最後まで強かったし、飄々としていたけど、その最期はほんの僅かなプライドのためだった。こういう話はグッとくるね。現実を知って、上手く流されて生きることを選んでも、どうしても捨てられないものがある。それを思い出してしまっては、もう元には戻れない。最後に溢れたものの表現も良かった。
神緒ゆいは髪を結い
今回の話は鍵斗さんの動機を再確認させる意味ですごく良かったんじゃない?彼がゆいのどこに惚れたのか。なぜ彼女のために命をかけられるのか。ちゃんと今までの描写の筋が通っていますね。
そう考えると一話の鍵斗さんはかなり荒んでいたのかな……。まあかなり印象の悪い登場だったしな。
ふたりの太星
ようやく羽賀くんにスポットが……。ちゃんと星の事故の話に決着がついてくれたのもの良かった。これ、キャラクターの作り方はけっこう面白いね。ちゃんと内面を描いているし、描かれた内面に共感できるようになっている……。どのキャラクターも応援したくなってきたので、みんな頑張ってほしい。
サムライ8
冒頭の茶番感がすごい。こういうの面白いのかなあ……まあ、自分のセンスがおっさんなだけかもしれないが。こういう会話がまったく繋がらない系のコントはよほどうまくやってくれないとストレスが溜まる。
ビーストチルドレン
今更だけど、だいぶハイキュー!!に影響を受けている感じがするね。主人公が身体的にハンデがあって、それをカバーする身体能力があるという身体的描写、中学時代はほとんど試合ができなかった、性格などなど。よく研究していると思うけど、ちょっとそのまま過ぎてそれを超えるものになっていないのが良くないのかな。あと、試合で何が起こっているのかよくわからないのもマイナスかも。
トーキョー忍スクワッド
よくわからんが、試験ではあるけど任務も本物なわけ?でも、失敗したら問題になるような任務で試験をするもんじゃないと思うんだけど……。いや、試験すること自体はいいんだけど、妨害するようなことをするのはいかがなものかと……。
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