週刊少年ジャンプ(2019年32号)感想

引用:週刊少年ジャンプ2019年32号より

ブラッククローバー

この一撃を入れるまでに本当に限界を超えて戦っているかんじが良く出ていたと思う。主人公側のあらゆるリソースを使い切り、さらにその上を気力で上乗せする。その描写ができているここ数週の緊張感はただ事ではないね。良い少年漫画だなあ。

Dr.STONE

先週から引き続いてコハクの美少女ぶりがすごい。髪がサラサラまつげもくっきり。化粧ってすげー。

ONE PIECE

囚人に取り押さえられて抵抗しないなんてルフィにしては随分まともだな。いよいよとなったら無視して暴れ出すんだろうけど。義理のある相手に対しては筋を通しているということかな。

鬼滅の刃

黒死牟殿は申し訳ないけどちょっと気持ち悪いな!名乗った途端に馴れ馴れしく呼び捨てにして来るし、「我が細胞は増えて残っていた」とかちょっと勘弁してほしい。なんだよ細胞って。無一郎本人には興味がなくて、自分の細胞だけが重要だと言わんばかりだ。強烈な自己愛を感じるよ。生理的にキモイー。

それはともかく。黒死牟殿は本当にめちゃくちゃ強いな……。上弦の五を単独で討伐した無一郎を子供扱いかよ。一応、呼吸を使ったけど、単なる礼儀として使っただけみたいだしな……。上弦一人は柱3人分と言われるが黒死牟殿はそんなレベルではなさそうだぞ。

約束のネバーランド

ここで講和をするのは別に間違っているわけではないよね。勝ち目がある時こそ講和のチャンスと言うのも正しいし。問題があるとすれば仲間を説得せずに単独で判断してしまったことか。自分の考えの偏りというのは自分では気が付かないものだし、そのせいで今の歪な状況の元凶となっているとも言えるね。

サムライ8

最後の衛星とたこ焼きを重ねる演出はどういう意図があるんだろう……。これから衛星が食われるということか……?でも八丸が食っている意味は……?単に意味深なだけなのか意味があるのかよくわからないな……。

ぼくたちは勉強ができない

すげーな受験漫画なんだから通常ではありえない温泉回を無理矢理ねじ込んだ感。いや、今更言うことではないのかもしれないなあ。

僕のヒーローアカデミア

作者が死柄木にすごく感情移入してくるのが伝わってくるな。これっていわゆる“オリジン”の描写ということだろうか。ここまで描いてしまうとヴィランの枠を超えてダークヒーローの領域に入ってしまいそうだけど、どうなるんだろう。

火ノ丸相撲

いちいち説得バトルに入るのに裁判所になったり拘置所になったりするとシュールすぎて笑ってしまうのだけど、これは刃皇が鬼丸を審判しているという意味なのは理解出来ます。審判が継続していて横綱内部では結論を出しかけたところで鬼丸が別のイメージ(鬼)を出してきたので刃皇のイメージが破れた、と言うところでしょうか。うん、書いてみて段々わからなくなってきたよ。

アクタージュ

完全に悟空の到着を待つベジータとクリリンだな……。ベジータは千世子とアラヤ、クリリンは申し訳ないけど武光くん。

どこまで好感度を上げてくれば気が済むんだ王賀美さん。傍若無人な王様と思いきや、役者であることに対して彼なりに真剣に向き合っているのが彼らしい言葉で語られます。「自分であること、それだけが唯一の努力だ」と一見相変わらず高慢な言い回しだけど、つまりは決して自分から逃れられないということでもある。それは口調ほど楽なものではないことは間違いないのでしょうね。

SPY×FAMILY

ジャンプラスの方で読んでいるんだけど、本編の内容やキャラクターの関係を上手く短編の中に取り込んで再構成していて良い読み切りだと思います。ロイドが無茶振りされて、アーニャがこっそりとフォローして、ヨルさんが暴れて締める。うーん、美しい流れだ。

チェンソーマン

デンジ自身は人の心がなくなったのではないかと危惧していたようだけど、むしろデンジのような環境で生きてきてまともに情動が成長している方が奇跡ですよね。むしろ、泣けない自分がおかしいのではないかと自省しているだけ成長しているといっても良いでしょう。そもそもアキと姫野の関係性とデンジのそれはその深さや思い入れの強さは比較にならないだろうし、比較の対象にするべきでもない。したがって、これは今後の伏線と見るべきでしょう。彼が人間になるための過程、すなわち、デンジが失った時に泣いてしまうような人間関係を構築するということの。個人的にはアキとパワーがそうなるのではないかと思っています。

トーキョー忍スクワッド

仁が5キロ痩せたって燃費悪いなんてもんじゃねーな。主人公を無敵にしないための縛りなんだろうけど、物語が進んだら真っ先に忘れさせられそうな設定だ。

そしてまた新たなDQNが出てきた……。頑張っている相手を見ていると冷めるので殺すとか本当に人間として小さいね。自分の怠惰を他人のせいにしていうまさに人間のクズ。こういう人間が世界を下らないものにしているんだよな。自分が頑張れないやつはせめて頑張る人を邪魔するんじゃないよ、アクタージュ でもやっていた。

パピヨンさんがものすごくまともで(この漫画にこんなまともな人がいたんだ……)その対比になっているね。

ハイキュー!!

烏野のスーパープレイに翻弄されつつも焦らず自分たちの出来る最善のプレイを貫く鴎台がカッコいい。勢いに乗る相手と戦う時は勢いに流されてはいけないけど、それを実行するための冷静さを持ち続けることは難しい。そのような精神の強さの描き方が良いですね。

呪術迴戦

天元様を狙っている集団を説明しているシーンのよくわからんテンション嫌いじゃない。絶対に計算で描いてなさそうなところとか。本当にそうかは知らない。

この敵対組織は最終目標はどうなっているんだろうな……。およそ未来に展望があるように思えない。それがテロリストと言うことかもしれない。

ゆらぎ荘の幽奈さん

ゆらぎ荘のくせに呑子さん関係は妙にミステリアスな引きをしましたね。おれが幽奈本人とは思えないけど、なにかしらの関係があることは間違いない。それが回収されるのはいつ頃になるのかな。

ふたりの太星

イズミの過去回想がちょっと不親切だったかな。八百長を受け入れて金をもらったので弟たちのプレゼントを買ったら洗濯機を買うための金を使い込んだと思われてキレられて八百長は良くないと思い直したと言う流れだけど、ちょっと読んだだけではイズミの感情の流れがよくわからない。ちゃんと読んでみると……やっぱりよくわからないな……。自分の心に反した行為は結局自分のためにならない、と言うことなんだと思うんだけど、弟がキレたこととイズミの内面はまったく関係ないし……ううん……すいません、ちょっとよくわかりません。

神緒ゆいは髪を結い

鍵斗が髪結いの練習をしている時のエビちゃんが妙に可愛くて不思議な気分になった。おそらく鍵斗に髪を触らせるほどに距離感が近くなったことによる関係性のエモーショナルを感じたのだと思う。この二人、距離感ヤバくない……?

だんだん妖怪スケバンバトルの概要が明らかになってきたように思います。ようは恐怖させた方が勝ち、と。ぬらりひょんの孫と同じですね。鍵斗だけまったく恐怖の影響を受けてないので、これは彼がヒーロー化する前振りだろうか?と予想しています。

ビーストチルドレン

相手の意識の外からタックルすると言うそれだけのことをハッタリを入れて描いています。しかし、それだけではちょっと弱いかなあ。主人公の特性からそうなるだろうと言う予想から外れていない。もうちょっと意外性が欲しいところですね。

最後の西遊記

なにやらまとめに入りつつあるような感じ。さすがに打ち切りは免れないのか。良いところもあったけど残念だな。

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