今はまだ涼しいけれど、日差しそのものが強くなってきた。
夏の気配がする。
今週のジャンプ感想です。
トーキョー忍スクワッド
近未来サイバーパンク忍者活劇だと……最高じゃん!ニンジャスレイヤーを連想しがちだけど、雰囲気としてはニューローマンサー的な王道、もっと言えばシャドウランっぽい。どれも好きなので頑張って欲しい。
鬼滅の刃
なかなか話が通じない伊之助に困った顔をする童磨がちょっと人間らし過ぎて困惑する。伊之助の母親も食べる気がなかったというのも嘘ではなさそう。たぶん、ここから童磨の人間性が掘り下げられてゆくのだろう。彼は一般的な善悪が理解できず、他者に対する共感能力に欠け、自分勝手な価値観を他者に押し付ける狂人の類いではあるが、それでも感情がないわけではなく、心を持たないわけではない。そういうところが描かれていくのではないか。ちょっと自信がないが。
ワンピース
行方不明のかつての仲間と再会したら薬で廃人同様になっていた、なんてやべーなんてもんじゃねーぞ……。改めて思ったけどワンピースは基本的にマフィアモノ、フィルムノワールなんだな。血と欲と憎しみが交錯する。少年漫画としては掟破りにもほどがあるなあ。
約束のネバーランド
砂漠の部屋には風車があり、風が竜巻のように螺旋に渦巻いている。太陽の形もおかしい。これだけではなんとも良くわからないが、たぶん回転か螺旋が関係しているのだろうな。若返るのと加齢することの法則が良くわからないが、これはランダムなのかな……。
絵本のような表紙が素晴らしいですね。カッコいいセンスだ。
サムライ8
父ちゃんが意固地であった理由付けがされそうで一安心。このままでは単に子供を束縛する気持ちの悪い父親になってしまうところだった。
相変わらず達麻師匠はカッコいいようなダサいようなセリフばかり言う。個人的にはすごくダサいと思うが、(作者が)意図的にやっている可能性もあるので何とも言えない。天然だったらどうしよう。
ブラッククローバー
アスタ君の「皆さん(守ってくれて)ありがとうございまぁぁす!」と言うセリフが良い。とても素直で好感の持てる主人公だと思う。
セクレの「封じる」魔法の応用性がすごい。ジョジョなら間違いなく強能力として扱われていたレベル。
Dr.STONE
やっぱ多様性と言うものはとても大事なもので、例えば全員が同じ方向に進んでいた場合、その先が行き止まりだったらそれで終わってしまうが、それぞれがめいめいに別の道を進んでいればだれか一人ぐらいは先に進めるだろう。何が言いたいかと言うと銀狼が仲間を助けようとせずに真っ先に隠れるようなヘタレだったからこそ全滅を避けられたんだなあ、と言うことです。
僕のヒーローアカデミア
トゥワイスの成長は良かったけど成長のさせ方があまりよろしくない。結局、自分が自分であるということが分かったので能力に制限がなくなったということなんだろうけど、本人の言う愛と勇気がどの辺にあるのかわからなかったな。その自分勝手な愛と勇気こそヴィランである証拠なのかもしれないが。
次回は荼毘のターンになるみたいですね。
ビーストチルドレン
あーこの二人が主人公になって同じ高校に行ってドタバタしながら友情育んでいくぶっちゃけハイキューと同じ展開かな、と思っていたのでラストには笑ってしまいました。やってくれるぜ。
ぼくたちは勉強ができない
最後まで駄洒落で落とす強引さに笑ってしまった。せっかくの担当回なのに文系の人はこれでいいの?こんなクソギャグ回で許されるの?
親父さんの真剣な顔は面白かった。これがトラックの扉を開けたら娘が他の男のイチャイチャしていた時の顔か……。
呪術廻戦
生死がかかった戦いの中では「生きること」を考えた方が負けるとブラックラグーンでも言ってた。痛みも毒も死ぬことさえも恐れていない方が勝ったというただそれだけの妥当な話。でもこれが主人公チームなのがすごいよな。覚悟決まりすぎでしょう。
今日も野薔薇さんは良い表情をしていました。
ふたりの大星
あちこちで絵が不安定になっているのが気になる。別に絵が良ければ面白いというわけではないが、週刊連載に追いつけていないのでは。
ハイキュー!!
東峰にとって厳しい展開が続くね。昼神の言う足枷と言うのは迷い。こうであるべき、こうなったら怖い、そういう思考が迷いを産むわけだ。ただその時出来るベターな選択を積み重ねて、その結果失敗したら笑って済ませる。それが出来る人間と言うのはしなやかだね。東峰はいま笑みがなくなってしまった。おそらく彼はまさに迷いの中にいる。そこから抜け出すことが出来るのかどうかがおそらく勝負にもかかわってくるんじゃないかな。
アクタージュ
自分の見るところ王賀美さんの本質は役者ではないのだろうと思う。体格が良く、声が良く通り、堂々した態度で、傲岸不遜な性格。役者と言うより上に立つ者の資質だね。生まれる時代か場所が違えば英雄か王様になっていたんじゃないかな。いや、今のままでも将来は政治家になってもおかしくないな。本人には政治には興味がなさそうだけど。
ゆらぎ荘の幽奈さん
異法結界と言う設定は妖怪らしくて良い。異界では別の法則に則って行動する必要があるのは妖怪噺でよくある話。乱暴に力業でごり押しするような話よりもこういう方が自分は好きですね。まあ、コガラシサイドはゴリゴリのタイマンで終わりそうだけど。
火ノ丸相撲
刃皇横綱が気持ち悪すぎて面白かったです。眼がハートマークまでは耐えられたけど五つ目までされてはもう無理でした。
チェンソーマン
呪いの悪魔の表現が面白かった。漫画のコマ外から攻撃してくるというのは呪いが物理法則を超越している表現だろう。つまり、死ぬとなったら確実に死ぬ。ただ、敵らしき女の子?も物理法則を無視しているようなので、悪魔とは本来そういうものなのかもしれない。
彼女?の力は良くわからないが、単純な治癒ではなさそう。こんな力まで出てくると本当に展開が読めないな。
食戟のソーマ
どんどん風呂敷を広げ続けているけどちゃんとまとまるのだろうか?「地球上になかった一皿」なんてハッタリもいいところだけど。まあ、あまり期待はしない方がいいかな……。
神緒ゆいは髪を結い
この話に出てくる男たちは気持ち悪いなあ(誉め言葉)。唐突に出てきた生徒会長だけど、悪い意味で童貞を拗らせ切っている。女に対する幻想が強すぎて頭がおかしい。そして鍵斗さんの安定の気持ち悪さ。こちらは純粋すぎて気持ち悪い。それに対してこむぎの清々しいまでの男を金づるとしかみていない態度が素晴らしい。少しぐらいは鍵斗のことが好きなのかと思ったが、まったく本人の人格に興味がなさそうだ。まあこんな気持ち悪い男を好きになるのは多くないだろう。
白ゆいはちゃんと黒を認識していたという地味に重要なポイント。記憶はどこまで共有しているのかはわからないけど。
最後の西遊記
エステルの望みはまさに戦うことなんだね。恐怖に負けず立ち向かうことそのものが彼女の望み。どこまでも自分本位な望みなために自分を卑下している。そもそも自分のそれを”望み”だとさえ思っていないのかも。希望が見えないのに、それでも意地で前を向いているような子はもっと幸せになって欲しいね。
「とてもよく似合っている」と言う言葉が彼女の核心になっているんだろう。
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